力を抜いてピアノを弾くと言っても、
基礎の指運動が出来ていないと、
ふにゃふにゃな音、キレのない音、粒のはっきりしない音になってしまいます。。
目指したいところは、、、
キレのある音。
粒のはっきりした軽やかな音。
、、、、、をリラックスして奏でる。
実は、スポーツと同じように、筋トレが必要です。
ピアノの場合は、指の筋トレを行います。
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ハノンや、指の運動用の楽譜を用いることをお勧めします。。
1、 f(つよく)+スタッカート(短い音)で、ゆ〜〜〜っくり弾きます。
この時、指の上下だけで強い音を出せるようにします。
腕が上下に動かないようにします。(腕の反動を使うと指の運動になりません)
ボールを地面にバウンドさせるように、
一度ポンと指を下に叩きます。
力を加えるのは、この瞬間だけで、後は重力に従えば、大きな音になります。
そして、指は、またボールのように跳ねて戻って来ます。。
加えた力は、鍵盤の底で止まるのではなく、
地面の奥深くまで響き渡っていくイメージをすると、
うまく力を放すことができ、腕や手首に負担がかかりません。。
この練習が一番大切なので、
指の筋トレの7割は、この運動です。。。
2、p(よわく)+スタッカート(短い音)で、早めのテンポ。
この運動では、完全に力を抜いて練習します。
音をならすための最小限の力しか加えないために、
指の跳ね返りもほとんどないので、指は鍵盤から遠く離れません。。
もし、指が鍵盤から離れて、高く上がっていたら、
無駄な力が入っていると思っていいと思います。。
3、最後にLegato(なめらかに)、早いテンポで。
2番目にやった運動と同じ腕の状態で、スタッカートなしで弾きます。。
早いテンポになればなるほど、腕も指も、もっとリラックスしていくイメージでテンポを上げていきます。。
最小限の動きで、リラックスして、
しかも、粒がきめ細かく、しっかりしていたら、大成功です。。
でも、1日ではできるようになりませんので、
毎日していれば、あるとき、フッとできるようになると思います!。
これを取得したら、弾く事が更に楽しくなる事間違いなしですね!。。